シャープAQUOS(アクオス)の使い方
−ホームネットワークでデジタル放送・動画・静止画・音楽を再生−

シャープのデジタルテレビ「AQUOS」は、 機器間相互接続方式のDLNAやデジタル放送の著作権保護技術DTCP-IPへの対応が他社よりも遅れていたため、 2009年以前の製品ではDLNAに対応していてもホームネットワークを介して再生できるコンテンツは静止画と音楽(2009年製品)あるいは静止画だけ(2008年製品)でした。
しかし、2010年以降の製品は動画(デジタル放送、ビデオ)にも対応するようになり、 ホームネットワーク(家庭内LAN)に接続されたデジタル家電やパソコン・ 周辺機器などに保存された動画・静止画・音楽をホームネットワークを介して離れた部屋で再生できるようになりました。 そして、DTCP-IP対応機器に録画されたデジタル放送番組もホームネットワークを介して再生できるようになっています。

特に、2011年8月に発売されたAQUOSのL5シリーズ(60/52/46/40インチ)はネットワーク機能が大幅に強化されており、

  • 無線LAN(IEEE8.2.11a/b/g/n)を標準装備
  • AQUOSブルーレイとの連携
  • スマートフォン(AQUOS PHONE)との連携
  • HDDに録画したデジタル放送をBDレコーダーやNASにダビングできる

など、多様なホームネットワーク対応機能を備えるようになっています。
なお、L5シリーズは地デジチューナーを3個搭載しており、2番組同時録画や、 よく見る番組を毎日4時間自動で外付けUSB-HDDに録画できる機能も持っています。

また、L5シリーズ発売に合わせて、インターネット動画サービスや生活・買い物・暮らしをサポートするサービス等を提供する新ネットサービス 「AQUOS City」を開始しており、AQUOSの使い方が変わってきました。「AQUOS City」は、V7/F5/F3/X5シリーズでも利用できます。

更に、他社には無いユニークな製品として「フリースタイルAQUOS」(F5/F3/FE1シリーズ)も発売されました。 これは、チューナー部とディスプレイ部を無線LANで接続することによりアンテナの接続端子が無い場所にも設置でき、 壁掛けテレビとして利用することも可能です。

DLNA・DTCP-IPに対応している主な製品としては、
<2016年4Kモデル>

  • AQUOS 4Kフラッグシップモデル:XD45ライン(55v型)
  • ハイグレード、スタンダードモデル:US40(60v/55v/50v型、U40ライン(55v/50v/40v型)

<2015年モデル>

  • AQUOS 4Kフラッグシップモデル:XU30/XG35/XD35ライン(80v/70v/60v型)
  • ハイグレード/スタンダードモデル:US30/U30ライン(60v/52v型、58V/55v/50v/40v型)
  • 無線LAN内蔵モデル:W30ライン(55v/50v型)、W25ライン(32v型)

<2014年モデル>

  • クアトロンプロ:XL20シリーズ(DLNAサーバー機能) (2014年発売、60v/52v/46v型)
  • 無線LAN内蔵スタンダードモデル:W20シリーズ(50v/40v型)

<2013年モデル>

  • クアトロンプロ:XL10シリーズ(DLNAサーバー機能) (2013年11、12月発売、80v/70v/60v/52v/46v型)
  • クアトロンモデル:G9シリーズ(2013年6月発売、60v/52v/46v/40v型)
  • 大画面リビングスタンダード:Z9シリーズ(2013年9月発売、60v型)
  • W9/J9/DR9シリーズ(LEDバックライト、DR9はBDドライブ・HDD内蔵)

<2012年モデル>

  • クアトロン3D スタイリッシュモデル:XL9シリーズ (2012年11、12月発売、80v/70v/60v/52v/46v型)
  • クアトロン3D大画面モデル:GL7シリーズ(2012年6月発売、80v/70v型)
  • クアトロン3Dモデル:G7シリーズ(2012年6月発売、60v/52v/46v/40v型)
    上記3シリーズは前年発売したL5/X5シリーズと同様に録画番組のダビング
    機能を搭載しています。
  • W7/Q7/V7/F5シリーズ(W7とQ7は大画面タイプ)

<2011年モデル>

  • フリースタイルモデル:F5/F3シリーズ(2011年秋・冬モデル)、FE1シリーズ
  • クアトロン+LED搭載モデル:L5/X5シリーズ(ダビング機能を搭載)
  • クアトロン+LED搭載モデル:Z5シリーズ
  • LED搭載モデル:R5シリーズ(BDレコーダーを内蔵)
  • LED搭載モデル:B5/V5シリーズ

<2010年モデル>

  • クアトロン+LED搭載モデル:XF3シリーズ
  • LED搭載モデル:DR3シリーズ(BDレコーダーとHDDを内蔵)
  • DX3/DV7/LB3シリーズ(BDレコーダーを内蔵)
  • SE1/SC1/DE7/AE7シリーズ
    XF3/LX3/LV3/DZ3シリーズ

主な製品の特徴は「デジタル家電」 のページにまとめてあります。

以下では、2011年モデルによりデジタルホームの主要機器としての機能を備えるようになったAQUOSに注目して、

  • デジタル放送番組をホームネットワークを介して再生
  • デジタル放送番組の録画と配信
  • パソコンに保存した動画・静止画・音楽を再生
  • NAS(LAN対応HDD)に保存した動画・静止画・音楽を再生
  • インターネットに接続して各種コンテンツを利用 −AQUOS City−
  • スマートフォンとの連携 −スマートファミリンク−

などについて紹介します。

<参考>
DLNA対応デジタルTVは、シャープ以外にも、東芝、パナソニック、シニー、日立などから発売されています。 製品の具体例は、「デジタル家電」のページをご覧ください。




シャープAQUOS(アクオス)で録画番組を再生・視聴

DLNAとDTCP-IPに対応しているデジタルTVは、BD・DVD・HDDレコーダー、NAS、パソコン(対応ソフト搭載)、 サーバ機能のあるデジタルTV等に録画・保存されているデジタル放送番組をホームネットワークを介して再生することができます。

AQUOSの場合は、サーバ機器としては下記のシャープのBDレコーダー(BDシリーズ)やIO DATAのNAS(HVL-AVシリーズ) の動作確認がシャープホームページに掲載されています。
BDレコーダー(シャープ)
 BD-W2000/W1000/W500
 BD-HDW75/HDW73/HDW700
 BD-HDW70/HDW65/HDW63
 BD-HDW55/HDW53
 BD-HDS65/HDS63/HDS55/HDS53
NAS:HVLシリーズ(IO DATA)
 HVL-AV3.0/AV2.0/AV1.0/AVR

再生できる映像は、MPEG2/AAC、H.264/AAC、H.264/AC3形式となっています。

他のサーバ機器については機種依存性があるので注意が必要です。




デジタル放送番組の録画と配信

2010年以降に発売された録画対応のAQUOSでは、外付けのUSB-HDDにデジタル放送を録画できるようになっており、 USB-HDDは16台まで登録することができます。また、USBハブを使用すると最大4台まで同時接続することができますが、 録画・再生に使えるUSB-HDDは1台だけであり、メニューで切り換えて使用します。

録画モードはDRモードの他に長時間録画モード(2種類)が用意されています。
DRモードの録画時間の目安としては、USB-HDDの容量が1TBの場合は、

  • BS/CSデジタルハイビジョン放送:約87時間
  • 地上デジタルハイビジョン放送:約120時間
  • 標準放送:約173時間

長時間録画ができる録画モードの場合は、モード1では約348時間、モード2では約696時間となります。

また、USB-HDDに録画した番組をホームネットワークを介して他の機器に配信するサーバ機能も備えている機種が発売させるようになりました。
2011年8月に発売されたAQOUSのL5シリーズ(60/52/46/40インチ)及びX5は、外付けのUSB-HDDに録画した番組を配信することができ、 ホームネットワークを介してBDレコーダーやNASに録画番組をダビングできる機能を備えています。
更に、2012年6月に発売されたGL7/G7シリーズと11月・12月に発売されたXL9シリーズもサーバ機能を備えており、 ダビングを行うことができます。
ダビング動作が確認されているダビング先の製品としては、 下記の機種などがシャープのホームページに掲載されています。
BDレコーダー
 シャープのBD-W2000/W1000/W500
NAS(LAN-HDD)
 IO DATAのHVL-AVシリーズ(HVL-AV3.0/AV2.0/AV1.0/AVR)
パソコン用BDドライブ
 IO DATAのBDドライブ(BRD-U8DM)

上記のようなダビング機能があるデジタルTVとしては、日立のWoooシリーズや東芝のハイエンド製品があります。詳細は、 「デジタルTVの使い方」のページにまとめてありますのでご覧ください。




パソコンに保存した動画・静止画・音楽の再生

パソコン内の動画、静止画、音楽などのコンテンツをAQUOSを用いて再生するには、 コンテンツを配信するためのサーバソフトがパソコン内にインストールされていなければなりません。
主なサーバソフトとしては、

などがありますが、サーバソフトによっては再生できないコンテンツがありますので注意が必要です。
例えば、Twonkyserverでは、動画はMPEG2、静止画はJPEG、音楽はMP3を再生できます。 Windows Media Player 11では、静止画はJPEG、音楽はWMAを再生できますが、動画のMPEG2が再生できない事があります。

サーバソフトを利用する際には、事前にファルダやコンテンツの共有(公開)設定を行っておけば、 AQUOSがサーバソフトを自動認識してフォルダやコンテンツが一覧表示されます。 設定の詳細は、「コンテンツの共有設定、保存、視聴」 のページにまとめてありますのでご覧ください。
なお、広く利用されているフリーソフトのTVersityは認識されないため利用できません。




NAS(LAN対応HDD)に保存したコンテンツの再生

ホームネットワークに接続されたNAS(LAN対応HDD)はDLNAに対応していれば自動認識され、 コンテンツサーバ機器としてテレビ画面上に表示されますので、 HDDに保存されているデジタル放送等のコンテンツを再生することができます。
AQUOSの場合は、動作が確認されているNASとしては、IO DATAのHVLシリーズ(HVL-AV3.0/AV2.0/AV1.0/AVR)があげられています。




インターネットに接続して各種コンテンツを利用する
「AQUOS City」

新しいネットサービスの「AQUOS City」は2011年7月から開始されており、 下記のようなサービスに対応しています。

  • アクトビラ
  • TSUTAYA TV
  • ひかりTV(L5シリーズは専用チューナーを内蔵しており録画も可能)
  • T's TV
  • YouTube
  • テレビ版Yahoo! JAPAN
  • 生活サポート情報(天気予報、震災情報、地図情報、オンラインショッピング、他
  • 見守りサービス、他

AQUOS Cityの利用イメージ:画面左側にテレビ放送、右側にメニューを表示
(シャープホームページより引用)

AQUOS Cityのイメージ



スマートフォンとの連携
−AQUOS PHONEを用いたスマートファミリンク−

シャープのスマートフォン「AQUOS PHONE」を利用してリモコン操作や映像表示を行うなど、 デジタルTV「AQUOS」やBDレコーダー「AQUOSブルーレイ」とスマートフォンとの連携 (スマートファミリンク)を行うことができます。 機器間の通信は無線LANで行われますので、AQUOSやAQUOSブルーレイは無線ルータを介して接続されている必要があります。

各機能はAQUOS PHONEにプリインストールされているアプリの「スマートファミリンク」が実行し、 下記のようなサービスに対応しています。

  • AQUOS PHONEで撮影した動画(MP4/3gp)や2D写真(JPEG)、3D写真(MPO)を、 タッチパネル操作によりAQUOSの画面に表示できる。
  • 音楽(MP3)もAQUOSで再生できる。
  • AQUOS PHONEを用いてWebサイトのURLをAQUOSに送信してAQUOSに表示。
  • AQUOS PHONEの着信をAQUOS画面に表示して通知できる。
  • シャープのBDレコーダー「AQUOSブルーレイ」の操作をAQUOS PHONEで行え、 AQUOSの画面に表示できる。
  • 「AQUOSブルーレイ」で録画した番組をAQUOS PHONEで視聴できる。

スマートファミリンクに対応しているAQUOS PHONEの機種としては、
 ・ドコモ:SH-12C、SH-13C
 ・au:IS11SH、IS12SH
 ・ソフトバンク:006SH、007SH
などや、これら以降のAQUOS PHONEの新機種があります。
但し、他社のスマートフォンへのアプリ提供は行わない方針となっています。
(2011年12月現在)

また、AQUOS PHONE向けのアプリとして、「AQUOSリモート」が提供されており、 スマートフォンから文字入力やAQUOSのリモート操作が行えます。
特に、キーワードを音声入力すると、EPGや録画番組、Webサイト等の検索が行える特徴があります。